野性のトラウト

WILD TROUT
ニュージーランドに生息する鱒たちは、元々の “ネイティブ” ではなく、移植者たちにより持ち込まれたものです。
ネイティブではなくとも、彼らはれっきとした、“ワイルドトラウト” であり、野生環境の元で育ち続ける、パワフルな Wild Trout なのです。  
trout|ウエストランドのスプリングクリークでキャッチした、山岳の鱒っぽいブラウン
Missile Body Fish
ボクは魚の写真を撮るのが大好きです。
趣味である、「フィッシュカービング」の資料にもなります。
思わず創作意欲を刺激する、芸術的なボディ。
完璧なミサイル形に出逢えることはそう多くはありません。
サイズこそ、それほど巨大ではありませんが、
そのボディ・カラー&シェイプに関しては言うことなし。
惚れ惚れするような、ナイスバディな鱒でした。
次の作品の題材は、このブラウンに決まりです。
早速、スケッチしなくては!
trout|とある川の暴君
Tyrant in the river
憎ったらしい “悪童の表情” とでも言いましょうか?
最後の最後まで、抵抗を諦めない暴君の表情です。
気を抜くようなものなら、“至福の瞬間” を奪い去られます。
一旦フライに掛かっても妙に落ち着いたファイトをみせるのは、
これまで何度もく修羅場から学んだ英知からの余裕なのか?
頭の良い、知的な暴君よ…。
最後のテイルウォークで水を我輩に引っ掛けよって!
お前との熱いリールファイトは一生忘れまいぞ!
trout|ラフリバー下流部での1匹
Nice Body & Perfect Condition
ランディング・ネットに収まったブラウンを見る時、
なんだかドキドキするんですね。
分かります?
で、対面した時、こんなナイスなブラウンだと、
本当に嬉しい気分になるんです。
もう1匹だけで十分。
数釣りなんてしたくないや!
そんな気分にいつしかさせてしまう、上質なブラウン。
まさに、パーフェクトなブラウントラウトです。
trout|キュートな御眼目のブラウン
Cute Eye Browny
愛嬌たっぷりな眼をした、中型サイズ。
約45cmほどの、それほど大きなブラウンではありませんが、
“クリッ!” とした、愛くるしい眼が印象的だったブラウン。
ルックスは可愛くても、川の魚は十分引くので要注意!
流れの速いところに入られたら、ヤバイ!
3Xのティペットでも侮れないのです。
あと数年もしたら、ハンプバックなプロポーションに…
さぁ、お家へお帰り…
また会う日まで、達者でね・・・
trout|諦める前のラストキャストで獲ったブラウン
Good one from gin clear water
ワナカ周辺の河川の1つ、川で初夏にキャッチしたブラウン。
宝石を液体にしたかのような美しい流れでの1匹。
ヒットフライは、マックロな毛虫フライ、ウーリーバガー。
あの淵には絶対に居そうな気がしたんです。
そんな思いで、最後のワンキャスト、ワンキャスト…
諦めの悪い性格が産んだ結果でした。
最後の、最後の一投って、何かありますよね。
trout|山の湖でよく見る固体
This is Brown Trout!
ブラウントラウトのボディ・カラーは実に様々…。
個々の固体の主張を体色でアピールしているようです。
ごく一般的な山上湖で見られるブラウンの固体は、
山吹色系の黄色が強く、斑点が大きいのが特徴です。
まるで、百科事典 「さかな」 に出てきそうな色をしたブラウン。
ただ、湖のブラウンは、川のブラウンとは引きが違う…。
諦めが早いというか、暴れるのはほんの最初の一瞬だけです。
なんか物足りない気がするのはボクだけでしょうか…。
もっと暴れなさいよぉ、湖のブラウン!
trout|ウエストランドの暴君
Bad Guy? Good Fighter?
目つきが不良っぽくありません?
憎たらしい悪役の表情とでも言いましょうか?
最後の最後まで、諦めないシブトイ表情です。
この手のブラウンは、ランディング時が要注意。
気を抜くようなものなら、至福の瞬間を奪い去ってしまいます。
これまで何度となく修羅場を潜り抜けてきたのでしょう。
フライに掛かっても、妙に落ち着いたファイトをみせるように
感じてしまうのはきっとこれまでに得た英知があるからでは?
いずれにせよ、好敵手には間違いありません。
trout|居付き系の主
Big Fish in a Deep Water
この日は午前中ほとんどど鱒をスポットできませんでした。
諦めかけた正午過ぎ、ブレントさんが鱒を見つけてくれました。
「どんなフライでもいけるから、落ち着いてフライを落とせよ。」
お気に入りのグリーンハンピー(#16)を鼻先に落としました。
「バフッ!」 っと喰いつくもミスフッキング!
慌てて次のフライを結び直し、頃合を見て再びキャスティング。
少し大きめのフライは、「チェルノブイリアント(#10)」。
今度こそ、落ち着いてフッキング!
取り込むまで約30分。
傷一つない見事なブラウンでした。
trout|ハンプバックの見事な固体
Hump-Backed Wild Brown
ホキティカ周辺を流れる、スプリング・クリークを侮るなかれ。
時として、そのクリークの主に出遭うこともあるのです。
これは、ガイドが余暇で釣行した際、釣り上げたブラウン。
「ゲストに釣らせたかった…」
ヒットフライを聞くと…
「フフフ… “ラバー・レッグ”さ!」
ドライフライでこんなのが釣れる川。
ふらっと出かけてこんなのが釣れたら、1匹だけで大満足…
恐るべし、ウェストランド。
こいつはスゲェや。
trout|スプリングクリークの引き締まったボディ
Resident in Spring Creek
「マゥリー・クリークのブラウンは難しいよぉ。」 (by Dean)
ホキティカの町から車で約15分の距離にある湧き水の川。
「こんな川が日本にもあったらなぁ…。」 と思えるような、
趣のある、素敵なスプリング・クリークです。
Dean曰く、釣れないというより、厳しい川。
この鱒は、夕暮れ前のプライムタイムに獲った大物です。
(よく釣ったなぁ… “Strike!” の声に合わせただけ…)
#20くらいの小さなフェザントテイルに首を振ったかと思うと、
小さな流れを縦横無尽に暴れまくりました。
trout|豹のような体色のブラウントラウト
One from the Encyclopedia!
#10のフォームスパイダーを朝食にしたブラウン。
水面を割ってフライに出た瞬間、素晴らしい魚体が!
サイズこそ、55cmくらいでしたが、脳裏に焼きつく格好良さ!
こちらも、“百科事典” に出てきそうなブラウントラウトでした。
(キャッチするごとに、こういったボディの変化を見るのも楽しい。)
朝一の獲物がこんなのだと、いい一日になる前兆。
まさにこの日は生涯思い出に残る1日でした。
これ1匹でも満足ですが、やっぱたくさん釣れるといいよね。
底なしな、アングラーの欲望…。
trout|大きなブラウン
Big Fly attacts Big One
ヘリで山奥に入った時、大きなフォーム・フライを使いました。
この時、ガイドのディーン君がハマッていたのが、
サイズ#10くらいのフォーム・スパイダー・パターン。
アグリーな見栄えの流行モノでしたが、効果覿面でした。
リアクション・バイトとの言うべきでしょうか?
明らかに、フライを見るやいなや、大きな体を反転させての捕食。
フォーム・フライの実力を思い知らされた、思い出の1匹です。
アピール度の高い大きなフライは大きな鱒を誘惑する?
それとも、初モノに弱いのかな?
trout|シェイプアップされたボディの川の茶鱒
Tiny Bate & Big Fish
ウェストランドでは、4X のティペットを主に使います。
ドライ・フライで反応が良くないときは、ニンフも多用します。
ニンフは小さいサイズ、#20 くらいがほとんどです。
一旦、鱒を掛けても、ランディングするまでは気が抜けません。
いつ外れてもおかしくない興奮と緊張の駆け引き。
「何としても獲りたい!」
「早くランディングしたい!」
あんまり欲を出し過ぎると良い結果は出ないことが…。
最後の最後まで、用心深く…
trout|Good Browny at Westland
Trophy Fish
「山岳の川で釣れるブラウンみたいだな!」 (by Dean)
ガイドのディーンが言いました。
このブラウンをキャッチしたのは、ラ・フォンティン・クリーク。
夢に出てくる、まるで天国を流れる川のような、
夢のようなスプリングクリークで、セミ・フライに出たブラウン。
コーラ色の大きな斑点と愛らしい眼が特徴のブラウン。
メタリックなボディはその勇姿をさらに強く見せつけるよう…
文句のない、素晴らしいブラウントラウトでした。
“Thanks for taking such a great shot, Dean !”
trout|パリンガ湖の鋭い歯を持つワイルドブラウン
Sharp tooth Brown
西海岸南部フランツ・ジョセフ氷河地方をと釣り歩いた際、
立ち寄ったのが、パリンガ湖(Lake Paringa)。
まるでブラックバスを狙うように、岸際ギリギリをボートで
流しながら、“ウーリーバガー”で、ラン&ガン。
鱒が潜んでいそうな淵に、キャスティングを繰り返す。
最初はブラインドの釣りですが、フライをスリッピングすると…
どこからともなく、怪しいサカナの影が寄ってきます。
キャッチしたのは、まるでブルックのような下顎のブラウン。
鋭い歯を持つ、攻撃的な厳つい表情の武闘派ブラウン!
trout|ムルパラのレインボー
Autumn Colored Rainbow
ムルパラで6月にキャッチした、冬化粧前の虹鱒。
典型的な産卵期の紅色頬っぺたのレインボー。
厳しい状況の中、この日は小さなニンフで我慢の釣り。
やっと掛けた鱒が、このようなナイスワンだとマジ嬉しい。
ランディング後、さっさと撮影してリリースしました。
時々はレインボーもいいもんです。
掛けた後のやりとりはサイズに関係なく、タイヘンですが…